クニちゃんのお気に入り

福岡市に住む吉江邦光が好きなものおすすめなものを勝手に書き綴っている部屋

号泣したこと

今日は、ちょっと音楽ネタと違う記事を書くことになりましたかが、自分のブログに音楽がないと寂しいので、今日、たくさん聴いて、いいなと思ったパガニーニYouTubeの動画と坂本龍一ドビュッシーの海を解説している動画の3つのURLを貼っておきます。

パガニーニについて

https://youtu.be/HIGPA7ZZXis

 

パガニーニ
カプリース 第24番

https://youtu.be/HiHFX7pvrfk


ドビュッシー海の構造 坂本龍一

https://youtu.be/l3X5wqAYr5Y

 

あいみょん の曲をあげるつもりでしたが、変更しました、気が多くて
すぐ感動しては、その影響を受けて動く僕ですのでご容赦下さい。
きっかけは、NHKの朝ドラ「エール」の今週のストーリーで号泣してしまったので。モデルになってる古関裕而さんに関する本も読んだので、「エール」は、基本的に事実に忠実だけど、ところどころは、視聴者感動用に創作も入っている、と思って見てます。で、今週の話、古関裕而の欠かせない友となる青年とその恋人の悲恋の話で、多分、創作かなとは思います。
でも、脚本家の意図通りに号泣しました。僕は、映画やドラマで脚本家や監督の思惑通り、泣く。でも、僕と同じように泣かされる人は多いみたいです。音楽でも、聴衆に対しての計算ってあると思うけど、かつて、指揮をさせてもらってたとき、やっぱり、計算はしていた。
でも、そういう、曲やストーリーを作る人は、すごいなと思います。僕は、そういう作曲家の意図を読み解いて、聴衆にわかりやすく噛み砕いて、伝えることを喜びとしていたわけで、創る人たちのような力がなかったから、素晴らしいものを創ってくれた作品を
皆んなと一緒に楽しんでいたわけです。だいたい、その読み解く作業をしてる時に、心の琴線を強く弾かれることがあって、ボロボロ泣いてしまいます。
今回は、そんな感じで、心の琴線を鳴らされた小説を紹介します、いつもと趣向が違いますが。心の琴線のツボは人それぞれと思いますけど、もしお時間あったら、読んでみてください。僕が内容を書くより、直接読んでもらった方がいいと思うので。
作者は、浅田次郎。書名は『鉄道員(ぽっぽや)』。集英社文庫です。短編集です。ただ、第1刷が2000年、第33刷が2013年と古いので書店では、取り寄せ日本なると思います。福岡市の総合図書館では、書架(倉庫?)から、出してもらいました。ネットから、ダウンロードが一番早いかもしれません。

鉄道員(ぽっぽやは、高倉健広末涼子大竹しのぶ志村けんなどが出演した映画を観た方もおられると思います。本は、同じように心を探られる短編の集まりになっています。
いろいろな微妙な関係の夫婦や親子が出て来て面白いです。擬装結婚の夫が死んだ妻を引き取りに行く時、号泣する「ラブレター」や、子どもを、親戚に渡して、実質捨てて、去り、死んだ父親が息子の前に現れて、胸の内を語る「角筈にて(つのはずにて)」は号泣して、波が止まりませんでした。本を見つけたのは、病院に入院していたときで、夜中眠れず、談話室で見つけて、ベットに帰り、読みました。とちから、涙がとまらず、枕に顔を押さえつけて泣きました。隣の患者さんから風邪でもひきましたと心配されながら、読みました。他の短編も、
面白く、大切な本になり、今自宅の本立てに置いてあります。読ませあげたい人が身近に現れたら、プレゼントしようと思ってます。
みなさんも一度読んでみて下さい。